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小林よしのり
2023.1.17 09:14日々の出来事

「罠の戦争」1回目はすごく面白かった。

テレビドラマの「罠の戦争」がすごく面白かった。
草彅剛って演技力が抜群だ。
復讐の相手が政治家・権力に向かっているのが、
快感だ。

政治家は実際、あのくらい自分のことしか考えて
なくて、弱者など自分に都合悪ければ、一ひねりで
潰すことができると思っている。
弱者に対する無関心度がものすごい。
権力維持のためなら天皇のことなど全く考えないし、
そういう意味では天皇も社会的弱者の側にいるのだ。

気色の悪いことに三浦瑠麗がその権力者好きを最近、
むき出しにしていて、いまだに安倍マンセーなのは、
花田とかと同じ権力愛だ。
安倍マンセーのために、統一協会批判にはイラついて
いて、カルトに騙される者やカルト2世などは、
虫けらとしか思っていない。
三浦はカルトの犠牲者は「自己責任」と思っていて、
三浦自身が似非強者だから、新自由主義の信奉者に
なるのは当然だ。

何しろ天皇の「大喪の礼」を「たいもの礼」と読んで、
安倍の「国葬」と同格か、安倍国葬の方が上だと
思っている始末だ。

だから三浦瑠麗が皇統は「悠仁様」に継ぐべきと言う
のは、「男系固執主義」でもなく、安倍の方針だと
思っているからであるに過ぎない。
もちろん皇室のことなど、全く知識がなく、思想した
こともなく、リベラルと言うが、天皇制廃止論を明確
にする勇気もない。
そこのところは本物のリベラルである井上達夫氏と
まったく違う。

あの権力大好き体質は、櫻井よしこより酷いかもしれ
ない。
櫻井よしこも昔は薬害エイズで弱者に寄りそって戦って
いたものだが、もう年だからその気力はあるまい。
三浦や桜井など、権力者に媚びうって生き延びたい
という感覚は、個人の実力がないからに過ぎない。

その点、有本香も一緒で、安倍マンセーで権力媚びで、
名誉男性と化してしまった。
しょせんが個人の実力がないから、権力に媚びるしか
なくなる。

女が権力に媚びるのは、結局、男社会で承認願望を
充たす下劣な知恵でしかなく、才能がない、実力が
ないから、権力の酌婦になるしかなく、弱者に気持ちを
寄せる余裕なんかなくなるからだ。

最近は三浦瑠麗、山口真由が、ただ美人であるという
ルッキズムだけで、マスコミに重宝されているが、
美貌などあっという間に衰えていく。
「実は美貌しかない」という現実を直視する勇気もない
だろうが、「実は実力がない」という現実からも逃避
したがっていて、読書すらまともにしてないから、
大衆に無知を見破られる失敗ばかりしている。
憐れだ。こういうのが同情すらされない真の弱者かも
しれない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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